みんなで学ぼうさい-No.9「災害の跡を伝える地図記号」
こんにちは。
知っていると役に立つ防災に関する話などを皆さんにご紹介する
お知らせ記事「みんなで学ぼうさい」。
第9回目です。
初めての場所へ出かける時には、スマートフォンやカーナビの地図を頼りにすることが多いと思います。
目的地を入れれば、問題なくたどり着くことが出来るのでとても便利ですね。
最近では、学校で学んだ地図記号を気にしながら、地図を見て出かけることは、ほとんどないかもしれません。
そこで突然ですが、地図記号の問題です。
こちらの地図記号は、何を意味するでしょう?
皆さんは、お分かりになりましたか?
答えは、災害の跡を伝える地図記号です。「自然災害伝承碑」を表し、災害の石碑やモニュメントの場所を示します。
「自然災害伝承碑」とは・・・過去に発生した津波、洪水、火山災害、土砂災害等の自然災害に係る事柄 (災害の様相や被害の状況など)が
記載されている石碑やモニュメントで、
*自然災害に関する発生年月日
*災害の種類や範囲
*被害の内容や規模
が記載がされたものです。
当時の被災状況を伝えることを目的として、当時の被災場所に建てられていることが多く、
地図を通して伝えることは、地域住民による防災意識の向上に役立つものと期待されています。
国土地理院のウェブ地図では、自然災害伝承碑の情報(*)を確認できるそうです。
地図上にこの記号がない場合もあるそうですが、その場合は、自然災害伝承碑が存在しない、存在していても認知されていない、認知されていても
登録申請がされていないなどの要因が考えられるそうです。
(*)自然災害伝承碑の情報・・・①碑名 ②災害名 ③災害種別 ④建立年 ⑤所在地 ⑥伝承内容 ⑦写真 以上の7 つの情報
自分の住む地域の自然災害伝承碑を探し、新たな視点でその地域について知るのも、防災力向上の一つになると思います。
ぜひ、地図でこの記号を探してみてはいかがでしょうか。
国土地理院 自然災害伝承碑に関するページはコチラ ⇒⇒⇒ https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html
身の安全を守るには、日頃から防災意識を高めることが重要です。
現在、千葉県西部防災センターは、感染防止対策をとりながら一部の施設を再開しております。
当面の間、混雑により3密を避けるため、事前予約が必要です。
団体予約はコチラ ⇒⇒ https://www.bousai-chiba.jp/calendar/
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